ブログ「東山だより」

医療機器・個人情報勉強会

公開日 2016/02/16

2月15日月曜日、職員向けに勉強会を開催しました。
職種に関わらず、全職員を対象にした勉強会です。

『医療機器』分野のテーマはAED(自動体外式除細動器)。
そして『個人情報』分野はマイナンバーについて。

どちらも皆が知っておくべきテーマです。

現在、AEDの機械そのものは街中のいたるところで
目にするようになりました。
当院内にもいくつか設置してあります。

置いているだけでなく、イザというときに正しく使えるよう、
当法人では全職員が毎年複数回の訓練を行います。
また消防庁の救命講習を受けた職員もいます。

今回の勉強会では、機械の使い方に加えて、
AEDとはそもそもどういうものなのか、
メンテナンスはどうすればいいか等についても
理解を深めるため、AEDを作っている会社の方に
お越しいただき、詳しく教えていただきました。

マイナンバーは少し前からニュースでも取り上げられており、
また昨年末あたりには皆様のところにも、『通知カード』が
届いたのではないかと存じます。

今後は様々な場面で、記入やカードの提出を求められる
機会があるのではないでしょうか。

私たち職員も、家族の分も含めてマイナンバーを提出しています。
その意味や重要性はよく知っておかなくてはいけません。

私たちは、日常業務でカルテ(診療録)という重要な
個人情報を扱っています。
その大切さ、重さを理解し、その上で取り扱いには
慎重に慎重を重ねていかなくては、
と気を引き締め、会場をあとにしました。

第9回調布医療連携カンファレンス

公開日 2016/01/23

1月19日(火)夜、地域の先生方をお招きして
「第9回調布医療連携カンファレンス」を開催いたしました。

この会は、診察に従事する医師および医療従事者の
知識、技術の向上、情報の交換等を図り、
地域医療に貢献することと、学術交流を目的としております。

9回目となる今回は、
“骨粗しょう症”をテーマに取り上げました。

超高齢化社会を迎えるわが国において、
骨粗しょう症の予防や治療対策は認知症同様、
医療・行政・福祉の領域を越えて取り組むべき
重要な課題です。

東京慈恵会医科大学病院 整形外科 木田吉城先生に
「骨粗しょう症治療の重要性~骨折予防の観点から~」
と題し、実際の臨床に即したご講演いただきました。

そのあと、調布市健康推進課の方から
骨粗しょう症予防のための調布市の取り組みについて
ご紹介頂きました。

院外から15名の先生方にお集まり頂き、
多くの質問が出て活発な熱い1時間半となりました。

ネットワークを組んで支える地域の仕組みは、
1つの医療機関だけでできるというものではありません。
地域の先生方や行政等と協力し合い、
皆様に良き医療を提供できるようにしたいと考えております。

本会で取り上げて欲しいテーマやご意見等々、
お出しくださいましたら幸いに存じ上げます。

お忙しい中ご参加頂きました先生方、
誠にありがとうございました。

次回は夏頃を予定しております。
多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。

新年立礼

公開日 2016/01/05

謹んで新年のお慶びを申し上げます

日差しが降り注ぐ、穏やかな新年のスタートです。

当院では例年、午前と午後の外来の合間の短い時間に
職員が集い、年始の立礼をしております。

理事長から年始の挨拶があり、
乾杯をして、気持ち新たにそれぞれの持ち場に戻ります。

新年立礼では、毎年理事長から
その年のテーマや文字が発表されます。

2012年  新病院移転。

2013年 「破」
  =過去のやり方を破って新しい形や考えを創る。

2014年 「開」
  =東山会の様々な人、部署が心を開いて繋がっていく。

2015年 「流」
  =法人中で開いた沢山の心に、同じ思いが流れ沁いることを目指す。

2016年のテーマは、「敬」。

「敬」は、「うやまう」「つつしむ」と読み、
相手を、優れて価値のあるものだと思い、礼を尽くす、尊敬する。
と言う意味です。

地域の皆様の良きパートナーでいることに足るよう、
私たちの日々の診療・看護の質を上げるために研鑽を積むとともに
思いやりの心で良いコミュニケーションを取るよう努力し続けます。

本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

Santa Claus, Make my wish come true!

公開日 2015/12/21

師走に入ると、時が駆け足で過ぎていくようです。
クリスマスのイルミネーションが街を彩る一方で
新年を迎える準備も始まっています。

さて、12月19日土曜日の午後、
当院の病棟に入院なさっている患者様おひとりおひとりに
ささやかなプレゼントと温かいメッセージを届けるために
サンタクロースが来てくれました。


 病室に入るサンタクロース

ビックリした表情から笑顔になる方、
照れくさそうに喜んでくださる若い患者様、
思わずサンタクロースに抱きついた男性の方、
うんうんと頷いて応える患者様、
そして涙するご家族。

そして夕食前のひととき、
クリスマスコンサートを開催しました。


 きたみんがお出迎え

チェロ、ヴィオラ、フルート、ピアノ、
職員によるカルテットです。


 東山カルテット

クリスマスソングや日本の昔から歌い継がれている歌、
全10曲。
患者様やご家族も一緒に歌う場面もありました。

“ありがとう”の言葉と笑顔があふれた数時間、
おかげさまで和やかで温かいひとときとなりました。


 サンタクロースのお見送り

メリークリスマス!

調布児童作品展の入賞作品を展示しています

公開日 2015/11/27

今週はじめから、当院の外来フロアの一角で
平成27年度MOA美術館調布児童作品展の
入賞作品を展示しています。

絵画の部、書写の部の合計13点。
どれも力作揃いです。

1/12(火)まで展示予定です。
診察に来られた折にはぜひご覧ください。

【事務部】中国~ラオス~タイの旅 少数民族を訪ねて   <PART1>

公開日 2015/11/12

遅い夏休みを10月に頂き、
またまた東南アジアの辺境に行ってまいりました。
今回も何回かに分けてご紹介します。

ちなみに私がこのブログで紹介している旅行は、
今回も含め個人の自由旅行です。

ミャンマー編インド編はこちら)
 ※それぞれクリックで移動します

さて、今回の旅行のルートは、
中国は雲南省昆明がスタート地点になります。

元々は中国の景洪(ジンホン)に行き、
そこからメコン川を下ることを考えていたのですが、
数年前に国境を跨いで盗賊が発生する事件があり、
貨物船以外の航路が中止になってしまいました。

そこで今回は、途中まではバス等陸路を使い、
まずは国境を越えてラオスに抜けて
ラオス北部の辺境の村、シェンコックから
タイとラオスの国境のフェイサイ近くの町まで
メコン川を下ろうと考えました。

ちなみに皆さん、雲南省というと
どのようなことを想像されますか。

山山山・・・・それも間違いではありません。
少数民族を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ山と少数民族だけというと、
それは大きな誤解ということになるでしょう。

台湾位の緯度にあるので暑いイメージですが、
標高が1500メートル位あり、涼しく過ごしやすい気候です。
日中は日向は結構暑く、日陰がとても涼しい印象でした。

雲南省の省都昆明は人口608万人を超え、
日本の名古屋市、大阪市よりも遥かに大きい大都会です。

地下鉄も三路線あって、今もまだまだ建設中です。

 昆明の地下鉄

またこのような大都会ですから、
バスターミナルも各方面毎に複数に分かれています。

南のラオス国境方面のバスは
南部バスターミナル発着になります。

昆明では、時間が許せば少数民族を集めた
テーマパークに行きたかったのですが、
夕方にはラオスとの国境に向かう夜行バスに
乗らなければならないため、結局昆明での観光は
円通寺一か所のみとなってしまいました。

円通寺は昆明で最も古い寺で、
約1200年前に創建されました。

 円通寺

円通寺の裏は円通山を中心とする公園になっており、
山頂からは昆明市街が一望でき、山頂には
昆明動物園があります。

あまりに広すぎて、
結局お寺だけ見学ということになりました。

南部バスターミナルに向かい、
午後6時発のラオスとの国境に近い
(といってもまだ1時間かかりましたが)
モンラー行きのバスに乗ります。

 南部バスターミナル

通常このルートでは景洪(ジンホン)で乗り換え、
景洪を拠点にシーサンパンナ周辺を観光するのが一般的ですが、
私の場合は一刻も早くラオス北部に入りたかったため、
スルーしてしまいました。

さて、肝心のバスはこんな感じです。

 バス

なんと寝台バスで、
バスの中に縦に3列ベッドが並んでいるのです。

 バスの内部

事前情報では
「後ろに足の臭いオッサンが来たら最悪」
ということでしたが、何と私の周りは全て女性で、
結局足の臭いオッサンは私だけというオチでした。

日本の高速バスは女性を優先して席を分離したりしますが、
中国ではそんな区別はないようです。

夜行高速バスは昆明を定刻に出発しました。

モンラーに着いた後は、
ラオスのルアンナムター(南搭)行きの
バスに乗る予定でしたが、中国お得意の
「メイヨウ~(無いよ)」と言われ・・・。

バス乗り場の時刻表には書いてあるのに。

 バスの時刻表

そこは中国。
8時半のローカルバスで、国境の町モーハンに向いました。

ローカルバスは激安庶民料金でしたので
まあ良しとしました。

 マイクロバス

結局ここで
『ラオス行のバスに乗れない』
ということで、イコール
『国境を自力で歩いて渡る』
ということになりました。

ちなみに中国側の国境の町は、こんなに綺麗なんです。


       ↑モーハンの街↓

なかなか南国してます。

モーハンのバス停を後にし、メインストリートに出て
案内標識を見て愕然としました。

 案内標識

要するに「国境まで1キロ歩け」ってことでした。

国境はこんな感じです。

 中国側の国境

まるでまだ見ぬアジアンハイウェイを
歩いて渡るような興奮を感じました。

良くも悪くも、この国境を陸路で超えて
わかったこと、気づいたことが沢山ありまして。
また次号でそれについては詳しく触れたいと思います。

・・・次回に続く

第89回とうざん生活習慣病教室 開催

公開日 2015/11/05

10月31日(土)、「とうざん生活習慣病教室」を
開催しました。

この教室がスタートしてから30年近くになります。
患者様や地域の方々に向けて、生活習慣病を中心に、
様々な病気や検査等についてお話させていただいています。

今回は、ジネスト・マレスコッティ研究所
日本支部代表をされている、
国立病院機構東京医療センター
総合内科医長 本田美和子先生をお迎えし、

「ユマニチュード® ~優しさを伝える認知症ケア技術~」

と題してお話していただきました。

少し前にNHKの番組で取り上げられたこともあり、
興味を持たれた患者様やご家族、また医療・介護に
従事なさっている方々等、大変多くの皆さまが
お越しくださいました。

「ユマニチュード(Humanitude)」は、
「人間らしさへの回帰」を意味する造語(フランス語)です。

ケアをする人たちが認知症の人に接する際、
“人に接する態度”を徹底できるように考案された
「具体的な技術」で、根底には「ケアをする人とは何か」
「人とは何か」という基本命題があります。

この“優しさを伝える技術”により、今まで身をこわばら
せていた患者様やご家族が微笑んでくれる様子を見て、
まずはできることから始めてみよう、
やってみようと思われるのではないでしょうか。


  本田美和子先生(中央)を囲んで

 ※HUMANITUDEおよびユマニチュードの名称、
  そしてそのロゴは、日本およびその他の国における
  仏国SAS HUMANITUDE社の商標または
  登録商標です。

【栄養科】秋刀魚

公開日 2015/10/19

秋の旬素材と言えば、
文字通りの秋刀魚(サンマ)ですね。

そこで今回は秋刀魚の調理です。

頭と尻尾は、先に落としました。

皮目に切り込みを入れ、
塩を振って10分ほど置き、
グリルで焼きます。

煮物は・・・
まず、春に北海道の山で採れた山うどです。
沢山頂いたので冷凍しておきました。

普通はなかなかないと思いますので、
山菜や筍の水煮、大根などでも良いですね。

これに人参・糸こんにゃく・干し椎茸・油揚げ、
味だし程度の豚肉を加えました。

少量のごま油で炒めてから、
出し汁にお酒・砂糖・醤油の味付けで煮ました。

秋刀魚の塩焼きに、大根おろしと煮物を添えて…。
これぞ、和の夕食ですね。

では~

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